立夏はいつ?意味や由来・読み方などについて紹介

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「立夏」という言葉を聞いたことがありますか?
「りっか」と読みます。

立夏は、「二十四節気 (にじゅうしせっき)」という日本で古くから使われている暦のひとつです。

感じを見ると「夏が立つ」。
なにか暑そうなイメージがしますよね。

実際は、どんな意味があるのが気になりませんか。

そこでこのページでは、立夏の意味や由来などについて紹介します。

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立夏はいつ? 年によっては日が変わることも

まず立夏とはいつなのかが気になります。
そこで、立夏がいつなのかについて紹介していきますね。

立夏は年によって日が変わります。

立夏の日は、5月5日または5月6日です。

「こどもの日」「端午の節句」ごろと考えれば覚えやすいですね。

2021年(令和3年)の立夏の日は、5月5日 水曜日です。

二十四節気は昔、日にちではなく期間を表していました。

現代ではほとんどの場合、立夏といったときは立夏の期間の最初の1日のみを指します。

期間としての立夏は、立夏の日から次の節気である「小満(しょうまん)」の前日まで。

2021年の立夏の期間は、5月5日 水曜日から5月20日 木曜日までです。

▼以下に、2021年と以降5年間の立夏を紹介しますね。

立夏立夏の期間
2021年(令和3年)5月5日5月5日〜5月20日
2022年(令和4年)5月5日5月5日〜5月20日
2023年(令和5年)5月6日5月6日〜5月20日
2024年(令和6年)5月5日5月5日〜5月19日
2025年(令和7年)5月5日5月5日〜5月20日
2026年(令和8年)5月5日5月5日〜5月20日

参考にしてくださいね。

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立夏は季節を表す暦「二十四節気」のひとつ

立夏は「二十四節気」のひとつです。

春分」「秋分」「夏至」「冬至」などを聞いたことがありませんか?
これらも二十四節気になります。

二十四節気とは、季節を表すための暦です。

日本は、古くから稲作などの農業を中心とした生活をしていましたよね。
そのため、二十四節気は農作業の目安として便利だったのです。

二十四節気は、奈良時代に導入されたといわれます。
それ以降、現代まで日本の生活で使われてきました。

二十四節気は、6つの節気ごとに春・夏・秋・冬の4つの季節に分かれています。

立夏は「夏」の季節になります
夏の最初の節気です。

また立夏は、立春から数えて7番目になります。

ちなみに立夏は、ひとつ前の節気の「穀雨(こくう)」から15日後ごろです。

立夏は年によって日にちがズレますね。
それは、ほかの二十四節気でも同じです。

なぜ日にちがズレるかについては、二十四節気の記事を参考にしてください。

立夏の意味は「夏の始まり」だが、実際は春の最中

立夏という名前ですが、どんな意味があるのでしょうか?
ここからは、立夏の意味や由来について紹介していきますね。

『日本大百科全書(ニッポニカ)』や『平成ニッポン生活便利帳』『日本国語大辞典』などによると、立夏とは「夏の始まりの時季」という意味です。

ただ立夏は5月5日か6日。
ゴールデンウィークの終盤です。

夏どころか、まだまだ春のさなかですよね。
なぜ、春なのに立夏=夏の始まりなのでしょうか?

答えは、二十四節気は日本で生まれたものではないからです。
二十四節気は、大昔の中国大陸・黄河下流域で生まれました。

その後、奈良時代に日本へ伝来して定着したといわれています。

しかし日本に伝来しても、二十四節気の名前や時期はそのままで使われました。

日本と黄河下流域では、気候が違います。
そのため、二十四節気の命名由来と日本の気候にズレがあることが多いのです。

つまり立夏=夏の始まりというのは、黄河下流域での夏の始まりなのです。

ちなみにニュースや新聞・天気予報などでは、立夏を「暦の上での夏の始まり」と表現し、実際の気候と迷わないように説明することがあります。

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立夏の時候の挨拶と使う時期・例文

時候の挨拶を知っていますか?
手紙やビジネス文書での書き出しなどよく見かける「拝啓、○○の候〜」という文のことです。

実は時候の挨拶でも、立夏が使われます。
そこで、立夏を使った時候の挨拶の例文を紹介しますね。

▼立夏を使った時候の挨拶の例文・使う時期は、以下のとおりです。

例文立夏の候(こう)〜
使う時期立夏の期間
(立夏の日〜小満の前日まで)

ぜひ参考にしてください。

立夏のならわし・食べ物はないが、イベントや旬の食材は多い

日本では、さまざまな行事やならわし、特有の食べ物(行事食)があります。
立夏では、どんな行事やならわし・食べ物があるのが気になりますよね。

しかし、残念ながら立夏に関わる行事やならわし・食べ物はありません。

立夏の行事やならわしはありませんが、立夏はゴールデンウィークの終盤にあたります。

そのため、観光イベントなどが各地でたくさん開催中です。
また立夏が5月5日の場合、こどもの日・端午の節句ですよね。

さらにゴールデンウィークごろは、気候が暖かいので旬の食材もたくさん。

たとえば、以下のような食材があります。

  • イチゴ
  • タケノコ
  • 新ジャガイモ
  • タイ
  • アジ

そのほか、端午の節句にちなんだ柏餅・ちまきなどの食べ物もありますね。

立夏の行事やならわし・食べ物はありませんが、立夏はじゅうぶん楽しめる二十四節気だと思います。

オマケ:ほかの二十四節気の記事

記念日のしおりでは、ほかにも二十四節気に関する記事を紹介しています。

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アサノ

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