大暑の意味や由来とは?2020年はいつ?大暑の食べ物や時候の挨拶の例文も紹介

スポンサーリンク
大暑の意味や由来とは?2020年はいつ?大暑の食べ物や時候の挨拶の例文も紹介

「大暑(たいしょ)」という言葉は知っていますか?

「大きい」に「暑い」ですから、字を見ただけで夏の暑苦しい時期を想像してしまうかもしれませんね。

大暑は時季をあらわします。

実際に大暑は真夏の暑い時期という意味の言葉です。
ただ、実際の夏の暑さのピークは大暑より少しあとになります。

大暑は「二十四節気」という日本に古くからある季節を表すもののひとつです。
でも、いまいちピンとこないかもしれません。

そこでこの記事では、大暑はいつなのか、意味や由来、大暑にまつわる風習・食べ物などについて紹介していきますね。

時候の挨拶で大暑を使う場合の例文も紹介します。

スポンサーリンク

大暑はいつ? 年によっては日が変わることも

いちばん気になるのは、大暑はいつなのかということではないでしょうか。
まず、大暑が何月何日なのかを紹介します。

大暑は、年によって日にちが変わることがあります。
大暑の日は7月2223日のいずれかです。

2021年(令和3年)の大暑の日は、7月22日 木曜日となっています。

実は二十四節気の各節気は、もともと期間を表していました。
現在では、期間の最初の1日を指すことがほとんどです。

大暑の期間は、大暑の日から、大暑の次の節気である「立秋(りっしゅう)」の前日までとなります。

期間で表す場合、2021年の大暑の期間は7月22日〜8月6日までです。

▼以下に、今年とのち5年間の大暑を紹介しますね。

大暑大暑の期間
2021年(令和3年)7月22日7月22日〜8月6日
2022年(令和4年)7月23日7月23日〜8月6日
2023年(令和5年)7月23日7月23日〜8月7日
2024年(令和6年)7月22日7月22日〜8月6日
2025年(令和7年)7月22日7月22日〜8月6日
2026年(令和8年)7月23日7月23日〜8月6日

参考にしてください。

大暑は季節を表す「二十四節気」のひとつ

大暑は「二十四節気」という暦のひとつです。

二十四節気は、季節を表すためのもので、日本では古い時代から使われていました。

日本は稲作などの農業を古くからおこなっていたので、季節の目安はとても重要だったからです。

「立春」や「冬至」という言葉を聞いたことがありませんか?
立春も冬至も小暑と同じ二十四節気なのです。

大暑は、二十四節気では「夏」の季節に区分されます。
夏の節気は6つあり、大暑は6番目の節気です。

夏の最後の時季なんですね。

また大暑は「立春」から数えて12番目の節気にあたります。

大暑は、梅雨から本格的な夏へ移り変わる時季である「小暑(しょうしょ)」から15日目ごろです。

大暑は、俳句の世界で夏の季語とされています。

大暑のころの時候の挨拶の例文と使う時期

大暑は、ビジネス文や手紙などで使われる時候の挨拶にも使われます。

仕事で電子メールのやり取りをしたり、文通が好きだったりしたら、文章で大暑という見かけたことがあるかもしません。

大暑を使った時候の挨拶の例文と使う時期は、以下のとおりです。

例文大暑の候(こう)〜
使う時期大暑の期間
(大暑の日から立秋の前日まで)

仕事のメールなどで使うとき、参考にしてみてくださいね。

大暑の意味は「暑さの厳しいとき」。でもいちばん暑い時期ではない

ところで、大暑はどんな意味があるか気になりますよね。

「大きく暑い」と書きますから、暑さに由来しているような気がしませんか。

大暑の意味は、文字どおり「厳しい暑さ」という意味です。

ただ、冷静に考えると少しおかしいですよね。

大暑の日は7月22〜23日、大暑の期間はそこから8月6〜7日ごろまでです。

たしかにこの時期は暑いときですが、一年でもっとも暑い8月はほとんど含まれていません。

昔は旧暦でしたが、旧暦だとさらに約1ヶ月前倒しになるので、よけいに暑い時期からズレてしまいます。

この原因は、二十四節気が生まれたのが中国の黄河下流域だからです。
当然、日本と黄河下流では気候が違いますよね。

黄河下流の季節を基準に定められた節気の名称を、日本に伝来してからもそのまま使っているのです。

だから実際の季節感と名前の季節感がズレることになりました。

ですから「大暑は暑い時期という意味だけど、いちばん暑い時期ではない」「いちばん暑いころに向かって暑さが厳しくなっていく時期」という程度に覚えておくのがいいと思います。

なお大暑は、俳句では夏の季語になっています。

なぜ大暑は年によって日が変わることがあるのか?

ところで、なぜ大暑は年によって日にちが変わることがあるのか気になりませんか。

実は、二十四節気はすべての節気の日にちが変わるのです。

年によって日にちが変わる理由は、二十四節気の決めかたと、カレンダーの決めかたが違うからです。

二十四節気の決め方は太陽の角度を基準にしているので、毎年ズレません。

いっぽうカレンダーの日にちを決めるのは、地球が太陽を一周するのにかかる時間です。
1年は365日とされていますが、実際は365日と約6時間かかるので、毎年ズレが生じます。

そのため二十四節気を日にちで表すと、毎年ズレが生じるのです。

詳細は、二十四節気の記事を参考にしてくださいね。

大暑特有の風習や食べ物はない

日本では季節ごとや行事ごとに、いろいろな風習をおこなったり、特有の食べ物をたべたりする習慣があります。

大暑では、どんな風習や食べ物があるのかも気になるところですね。

でも残念ながら、大暑特有の風習や食べ物はありません。

ただし、大暑と同じ時期におこなわれる風習では、以下のようなものがあります。

なお、いずれも大暑に直接由来がある風習ではありません。

大暑と同じ時期にある風習:土用の丑の日

土用の丑の日は、有名ですよね。
ウナギ料理を食べて精力をつける日です。

夏の土用は、立秋の前の18日間です。
その18日間にある丑の日が、土用の丑に日といわれています。

だから、大暑の期間に土用の丑の日があるのです。

土用の丑の日の詳細は、土用の丑の日を紹介している記事を見てくださいね。

大暑と同じ時期にある風習:暑中見舞い

暑中見舞いといえば、夏に出すあいさつのハガキや手紙ですよね。

暑中見舞いは「暑中」という時期に出すから、暑中見舞いといいます。

暑中とは、立秋の前の18日間です。
夏の土用と同じですね。

ですから、大暑と同じ時期に暑中見舞いを出すのです。

なお、大暑が終わり立秋となると「残暑見舞い」に変わります。

詳しくは、暑中見舞い・残暑見舞いについての記事を参考にしてください。

さいごに

大暑は、漢字を見ただけで暑苦しくなりそうな印象です。

実際の夏の暑さのピーク少しあとですが、大暑がとても暑い時季であるのは間違いありません。

大暑のときは、夏のいちばん暑い時期に向かって、暑さが本番になっていきます。
熱中症など体調に気をつけて過ごしましょう。

オマケ:ほかの二十四節気の記事

記念日のしおりでは、ほかにも二十四節気に関する記事を紹介しています。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

スポンサーリンク
アサノ

この記事を書いた人

アサノ

タイトルとURLをコピーしました