閏日とは? 期間や特徴について
閏日は、4年に1度しかない記念日です。
なんとなく閏日のことは知っていても、詳しい意味までは知らないかもしれませんね。
読み方は、閏日と書いて「うるうび」または「じゅんじつ」と読みますよ。
暦において、一年の日数や月数が平年よりも多いことから「閏」という字が使われています。
そんな閏日は、暦と季節とのずれを調整するために入れられる日のこと。
太陽暦では季節と暦、太陰暦では朔望月とのずれを補正する日とされています。
日本では太陽暦を採用しているので、関日は「2月29日」です。
閏日が2月である理由について
そもそも、なぜ2月に閏日があるのか気になるところですよね。
余分に1日増やすのなら、別の月でもよさそうなものです。
閏日を2月におく由来は、初期のローマ暦が関係してきます。
初期のローマ期では3月1日を年始とし、2月が年末にあたる月でした。
そのため、閏日がある閏月が2月の次におかれていたとか。
旧暦に由来して、ローマ暦を改暦したユリウス暦やグレゴリオ暦でも、閏日をおく月は2月としてそのまま残っていますよ。
次の閏日はいつ?
閏日は、4年に1度しかない記念日です。
次の閏日がいつなのかも気になるところですね。
閏日にあたる日は以下の通り。
- 2020年2月29日
オリンピックのある年に閏日があるなんて、縁起のよさを感じますね。
閏日生まれをお祝いするタイミングについて
閏日に生まれた場合、いつ誕生日をお祝いすればいいのか悩む部分もあると思います。
日本では、閏日がない年は前日にあたる2月28日にお祝いすることが多いようですね。
閏日がない年は、2月28日の午後12時に加齢されるようになっていますよ。
平年の時は、3月1日生まれと同じ扱いですね。
ただ、戸籍上ではしっかり2月29日生まれとして表記されます。
たとえ閏日がない年でも、誕生日が2月29日であることには変わりありません。
都合によっては、閏日の次の日にあたる3月1日にお祝いしてもOKです。
誕生日の前後でお祝いできるのは、閏日生まれならではの特権ですね。
閏日は縁起がいいともされています
4年に1度しかない閏日。
特別感があるためか、閏日に入籍したり、結婚式を挙げるカップルも多いです。
入籍記念日や結婚記念日が閏日だと、忘れにくいというメリットもありますよね。
また、英語圏では閏日のことを「Leap day」とよびます。
曜日をひとつ超えることから、「飛躍」する日とされていますよ。
かつてイギリスでは、4年間のうちで閏日だけは女性から男性へのプロポーズが公認されており、男性はそれを断ることができないとされていたとか。
逆プロポーズの風習ができるほど、縁起のいい日とされていたんですね。
閏日と閏年の違いについて
閏日のほかに、閏年(うるうどし)という言葉もよく聞きます。
響きも似ている2つの言葉ですが、意味は少し異なりますよ。
閏日と閏年の違いを簡単にまとめてみました。
- 閏日:暦上の2月29日
- 閏年:閏日がある年のこと
つまり、2月29日の閏日がある年=閏年ということですね。
閏日がある年は必然的に閏年でもあるので、わかりやすいです。