はんぺんの日とは?
毎年12月21日は、はんぺんの日です。
この日は、東京都蒲鉾水産加工業協同組合が制定した記念日になります。
昔から、冬至の日に「ん」の字が2つ以上ある食材を食べると、運が向上し無病息災に効果があるとされています。
そこで「ん」が2つ入っている”はんぺん”をさらに食べてもらいたい!という思いを込めて制定された日です。
はんぺんを食べて運気向上、無病息災を願いたいですね。
12月21日が記念日になった理由
はんぺんの日の日付は、なぜ12月21日になったのでしょうか。
日付は、言い伝えどうり「冬至の日」にあたることから決められました。
冬至とは?
冬至とは、二十四節気のひとつで、一年のうちで最も日の出から日没までの時間が短い日に当たります。
冬至の日は、12月21日、22日ころです。
翌日から日が長くなることから「太陽が生まれ変わる日」と捉え、冬至を境に運気が上がるとされています。
冬至の日には、次のような風習がありますよ。
- 「ん」の食べ物を食べる(運気を上げる)
- かぼちゃを食べる(病気にならず長生きする)
- こんにゃくを食べる(体内の砂を出す)
- ゆず風呂に入る(風邪をひかず冬を越せる)
はんぺんのように、「ん」が2つ付くものは7つ食べるといいとされています。
にんじん・れんこん・ぎんなん・きんかん・なんきん(南瓜)・かんてん、そしてはんぺんで7品になりますね!
はんぺんの特徴
記念日を制定した東京都蒲鉾水産加工業協同組合は、はんぺんを次のように紹介していますよ。
すり身と山芋によって気泡をたくさん抱き込ませた純白のマシュマロのようなゆでかまぼこ。非常に柔らかく口当たりが良い。
引用元:日本かまぼこ協会 かまぼこ製品図鑑
はんぺんはかまぼこの一種なんですね!
ちなみに『はんぺん』という名称は、駿河の料理人「半平(はんぺん)」が創案したことから名づけられたとされています。
全国のはんぺん
関東地域発祥のはんぺんは、白くて四角いふんわり柔らかな練り物ですが、全国には異なる形・風味の「はんぺん」と呼ばれる練り物があります。
- サンドはんぺん
- 黒はんぺん(静岡県・中部地区の名産品)
- 卵焼きはんぺん(鹿児島県)
- 梅花はんぺん(神奈川県の名産品)
- 長崎はんぺん(長崎県の名産品)
- あごはんぺん(島根県など山陰地方の名産品)
- 伊勢はんぺん(三重県の名産品)
- あんべん
参考:紀文 練り物図鑑はんぺん
名産品のはんぺんは、お歳暮などに贈ると喜ばれそうですね。
12月21日は、はんぺんの日です。
はんぺんを使った料理で、運気向上、無病息災を願いたいですね。