雨など天候が悪い日が続く梅雨(つゆ)の季節。
必要な季節とはいえ、早く終わって欲しいものです。
そして梅雨が終われば、いよいよ夏本番。
どうしても、いつ梅雨が明けるのかは気になりますよね。
そこで、このページでは梅雨がいつ明けるのかや、地方ごとの平年の梅雨明け、梅雨明けの定義・意味などについて詳しく紹介していきます。
平年の地方別の梅雨明け時季
最初に、地方ごとに梅雨明けがいつなのかについてみていきましょう。
実は、梅雨入りと同じく梅雨明けも「予報」ではありません。
実際に梅雨明けをしたときに「梅雨明けしたとみられる」と発表されるのです。
気象庁では、地方ごとに平年の梅雨明けの時季をまとめています。
平年の梅雨明けとは、過去30年間の梅雨明け日の平均ですよ。
▼各地方の平年の梅雨明けは、以下のとおりです。
| 地方 | 平年の梅雨明け |
|---|---|
| 沖縄 | 6月28日ごろ |
| 奄美 | 6月29日ごろ |
| 九州南部 | 7月14日ごろ |
| 九州北部 | 7月19日ごろ |
| 四国 | 7月18日ごろ |
| 中国 | 7月21日ごろ |
| 近畿 | 7月21日ごろ |
| 東海 | 7月21日ごろ |
| 関東・甲信 | 7月21日ごろ |
| 北陸 | 7月24日ごろ |
| 東北南部 | 7月25日ごろ |
| 東北北部 | 7月28日ごろ |
沖縄や奄美は、梅雨入りが早いぶん、梅雨明けも早いですね。
梅雨明けも梅雨入りと同じように、必ずしも西から順に、あるいは南から順に梅雨明けするとは限りませんよ。
また、北海道と小笠原諸島には梅雨の時季がありません。
ただし梅雨はないですが、梅雨のように天候が悪い時期が続きますよ。
梅雨とは?春から夏への移り変わりの時季で、雨や曇りが多い期間
まずは、梅雨とはどんなものなのかについて紹介しますね。
梅雨は、春から夏に移りゆく時季で、その前後の時季と比べて雨や曇りが多く、日照時間が少なくなる季節現象です。
また、その季節現象が続く期間のことですよ。
▼梅雨が明けると、いよいよ夏の暑い時期の始まり。ヒマワリなどの夏の花なども咲いてきます。

梅雨という言葉は、もともと大昔の中国で生まれました。
雨が多いので湿気が多く、黴(カビ)が生えやすい時季なので「黴雨(ばいう)」と呼ばれるように。
しかし、黴雨という言葉が日本に伝わると、「梅」の字を当てて「梅雨(ばいう)」に変化しました。
梅の字を当てた理由は諸説あります。
有力な説として、日本の梅雨の時季が、梅の実の収穫時期にあたるためといわれています。
そして、江戸時代初期までに、梅雨を「つゆ」と読むようになりました。
梅雨を「つゆ」と読む理由も諸説あります。
雨が多い時季なので「雨露(あめつゆ、あまつゆ、うろ)」に由来しているという説が有力です。
ほかに、梅雨の別名として「五月雨(さみだれ)」という呼び方もありますよ。
梅雨明けは気象台が状況を見て判断し発表する
梅雨がどんなものかわかったら、梅雨明けはどこがどのようにして決めているのかが気になりますね。
梅雨明けは、気象台の職員が決めます。
ちなみに梅雨入りも、気象台の職員が決めています。
気象台とは、全国各地にある気象庁の機関で、気象台には「予報官」という職の人がいます。
予報官は、1週間程度の天気などの資料をもとにして、梅雨明けを判断しますよ。
ちなみに、気象台が発表した梅雨明けは、あとで日にちが変更になることもあります。
これも梅雨入りと同じです。
最初に発表される梅雨入りや梅雨明けは「速報値」といいます。
梅雨があけて少し経ったころに「確定値」というものが発表されますよ。
確定値を発表するときに、それまでの天気の状況を再度見て、梅雨入りや梅雨明けの日が修正されるのです。
また、まれに梅雨明けが「不明」となる年もあります。
梅雨明けの判断が難しい天気の状態があるからですよ。
なお、立秋(8月8日ごろ)まで梅雨明けをしない場合、梅雨明けは発表されません。
梅雨明けの目安は3つある
気象台が決める梅雨明けには、条件や定義があるのかどうか気になりますね。
実は、梅雨明けの明確な条件・定義はありません。
しかし梅雨明けの目安とされるものとして、以下の4つがありますよ。
- 雨が2日以上続いた
- 1のあと、2日間晴れた
- 2のあと、一週間の天気予報が晴れ、または晴れと一部曇り
- 梅雨前線が北上している
あくまで目安ですので、実際の気象台の予報官の判断によります。
梅雨明けには平均5日程度の移り変わり期間がある
梅雨の終わりごろには、天気の移り変わりが平均して5日ほどあります。
いきなり梅雨が明けて、パッと晴れた日が続くとは限りませんよ。
「気づいたら梅雨明けしていた」という印象が強いのではないでしょうか。
梅雨明けは梅雨入りほど社会的関心や影響が高くない
梅雨明けについて紹介してきましたが、そもそも梅雨明けはなぜ発表されるのでしょうか。
梅雨入りが発表されるのは、社会的に関心が強く、社会への影響が高いためです。
災害対策や、農業の準備、夏が繁忙期の業界が準備するためなどの理由があります。
いっぽうで、梅雨明けは梅雨入りほど社会的関心が高くありません。
梅雨明けは判断が難しく、梅雨明け発表がされない年もあるためですよ。
出梅は暦の上での梅雨明けのこと

梅雨明けによく似た言葉に「出梅(しゅつばい)」とう言葉もあります。
出梅と梅雨明けは、どのように違うか気になりますね。
出梅は、暦の上で梅雨の時季が終わったことを示すものなんですよ。
いっぽうで、梅雨明けは気象上で梅雨の時季が終わったことを指します。
しかし、出梅は古い言葉であるにもかかわらず、暦上の梅雨入りを示す「入梅(にゅうばい)」に比べると、重要度は低くなっています。
入梅は暦の上で新暦の6月11日と明確に決まっているのに対し、出梅は7月中旬となっていて、曖昧です。
暦によっては、出梅が記載されてないものもありますよ。
気象上の梅雨明けと同じく、暦の上でも出梅の関心はあまり高くないのかもしれませんね。
さいごに
梅雨が明けたら、蒸し暑い夏がはじまります。
雨の多い梅雨も大変ですが、夏も大変です。
梅雨明けを目安に、水分補給や夏バテなどの対策の準備をしていきましょう。