梅雨の意味とは?梅雨入りはいつ?梅雨入りを発表する定義と理由

梅雨入り(つゆいり)」って聞くと、なんだか憂鬱(ゆううつ)な気分になりませんか?

梅雨(つゆ)は、雨が多く、湿度も高い嫌な季節。
雨が降れば外に出るのは大変ですし、洗濯物を乾かすのも一苦労です。

ジメジメして、何もしていないのに不快な気持ちになってしまいます。

しかし、日本では梅雨はけっして避けられない季節ですし、必要なものです。

梅雨入りがだいたいいつごろかわかれば、心の準備ができますよね。

そこで、このページでは梅雨入りがいつごろなのかを地方別に紹介していきます。

また、梅雨入りの条件や決め方も詳しく紹介しています。
さらに、梅雨のおすすめの過ごし方も考えてみました。

平年の地方別の梅雨入り時季

梅雨入りについて 雨の日のようす

まずは、梅雨入りがいつなのかについて、地方ごとにみていきますね。

実は、梅雨入りというのは予報ではありません

実際に梅雨入りしたときに「梅雨入りしたとみられます!」と発表されるものなんですよ。

さらに、その年の気象状態や、各地方の気象状態によって梅雨入りの時季は変わってきます。

でも、だいたいいつごろになるか知りたいですよね。

そこで気象庁では、地方ごとに平年の梅雨入り時季をまとめています。

平年の梅雨入りとは、過去30年間の梅雨入り日の平均です。

▼各地方の平年の梅雨入りは以下のとおり。

地方平年の梅雨入り
沖縄5月9日ごろ
奄美5月11日ごろ
九州南部5月31日ごろ
九州北部6月5日ごろ
四国6月5日ごろ
中国6月7日ごろ
近畿6月7日ごろ
東海6月8日ごろ
関東・甲信6月8日ごろ
北陸6月12日ごろ
東北南部6月12日ごろ
東北北部6月14日ごろ

沖縄や奄美は、かなり梅雨入りが早いですね。

ただし、必ずしも西から順に、あるいは南から順に梅雨入りしていくとは限りません

たとえば2019年(令和元年)の梅雨入りは、最初に奄美が梅雨入りしたあと、沖縄が梅雨入り、その後に九州南部が梅雨入りしました。

そして少し間を開けて、中日本〜東日本が梅雨入りし、中国・四国・近畿の梅雨入りはあとになっています。

また、「あれ?北海道がないぞ?」と思いませんか?

実は、北海道と小笠原諸島には梅雨の時季がありません

とはいえ、やはり6月ごろは北海道や小笠原でも雨や曇りが多く、不安定な天気になりやすい傾向があります。

あくまで、気象庁が定める梅雨の条件に当てはまらないということなんです。

けっして北海道や小笠原は快晴が続いたり、雨が少なかったりしているということではありませんよ。

参考:気象庁|梅雨入りと梅雨明け(速報値)

梅雨とは? 春から夏への移り変わりの時季で、雨や曇りが多い期間

梅雨入りについて アジサイ

まずは、梅雨とはどんなものなのかについて紹介しますね。

梅雨は、春から夏に移りゆく時季で、その前後の時季と比べて雨や曇りが多く、日照時間が少なくなる季節現象。また、その季節現象が続く期間のことです。

梅雨という言葉は、もともと古代の中国で使われ始めたものです。

雨が多いので湿気が多くなり、黴(カビ)が生えやすい時季なので「黴雨(ばいう)」と呼びました。

黴雨という言葉が日本に伝わると、同音でよりイメージのよい「」の字を当てて「梅雨(ばいう)」に変化。

梅の字を当てた理由は諸説ありますが、日本の梅雨の時季が、梅の実の収穫時期にあたるためというのが有力です。

その後、少なくとも江戸時代初期までには、梅雨を「つゆ」と読むようになりました。

梅雨を「つゆ」と読む理由は諸説あります。

有力な説は、雨が多い時季なので「雨露(あめつゆ、あまつゆ、うろ)」に由来しているというものです。

なお、「ばいう」という読みも残っていて、現代でも「梅雨前線(ばいう ぜんせん)」などで使われていますね。

ちなみに江戸時代以前は、梅雨のことを「五月雨(さみだれ)」とも呼んでいました。

梅雨の時季は、旧暦では5月にあたるからですよ。 松尾 芭蕉(まつお ばしょう)の『奥の細道』の一句「五月雨をあつめて早し最上川(もがみがわ)」は、あまりにも有名ですね。

梅雨入りは気象台が状況を見て判断し発表する

梅雨がどんなものかわかったら、梅雨入りはどこがどのようにして決めているのかが気になりますね。

実は梅雨入りは気象台の職員が決めているんですよ。

気象台は、全国各地にある気象庁の機関です。

気象台には「予報官」という職の人がいます。

予報官は、1週間程度の天気などの資料をもとにして、梅雨入りしたかどうかを検討して決め、梅雨入りを発表するんです。

けっして、天気予報で気象予報士が予想しているわけではありませんよ。

なお、気象台が発表した梅雨入りは、あとで日にちが変更になることもあります。

梅雨入りの目安は3つある

梅雨入りを気象台が決めていると紹介しましたが、気象台は梅雨入りを決める条件はどのようにしているのでしょうか。

じつは、明確な梅雨入りの条件はありません。

しかし、梅雨入りの目安として、以下の3つがあります。

  1. 晴天が2日以上続いた
  2. 1のあと、梅雨前線の影響で前日と当日が雨
  3. 2のあとの1週間の天気予報が雨または曇り

梅雨前線というのは、5月から7月にかけて日本列島を南から北上する、動きの少ない前線のことですよ。

梅雨入りには平均5日程度の移り変わり期間がある

梅雨の入りの条件のあとは、梅雨入りしたらどうなるのかや、梅雨入りの特徴が気になります。

梅雨入りは、平均して5日ほどの「移り変わり期間」がありますよ。

梅雨入りすると、その後だいたい40〜50日くらいの梅雨の時季となります。

いよいよジメジメとした雨の時季となるわけです。

梅雨入りは社会的関心や影響が高いため発表されている

梅雨入りについて紹介してきましたが、そもそも気象庁はなぜ梅雨入りを発表しているのでしょうか。

それは、梅雨に関する情報は、社会的関心や社会に与える影響力が高いからです。

▼おもに、以下の理由で社会的関心や影響力が高いといわれています。

  • 雨による災害への警戒のため
  • 水田など農業用水確保など、農業の準備の目安のため
  • 梅雨は春から夏への移り変わりの時期なので、夏に繁忙期をむかえる業界の準備の目安にするため

災害への警戒や、農業の準備については、古くから関心がある項目です。

夏に繁忙期をむかえる業界の準備というのは、家電業界やビアガーデンなどの飲食店が、繁忙期に向けて仕入などの準備をするためですね。

入梅は暦の上での梅雨入りのこと

実は、梅雨入りによく似た言葉に「入梅(にゅうばい)」とうものもあるんですよ。

入梅と梅雨入りは、どのように違うか気になりますね。

入梅は、暦上で梅雨の時季に入ったことを示します。

いっぽう、梅雨入りは気象上で梅雨の時季へ入ったことです。

入梅は、新暦では6月11日前後にあたり、古くから田植えの準備や日取りを決める目安となった重要な日でした。

少なくとも江戸時代初期には、暦に入梅が使われるようになっていたといわれています。

さいごに

梅雨は雨が多くジメジメとした季節で、ネガティブなイメージがあるかもしれません。

しかし、田植えの準備など日本の生活には梅雨は絶対に必要なもの。

また、春から夏へ移り変わる期間として、前向きにとらえてみてはいかがでしょう。

雨の多いときだからこそ、勉強や整理整頓など、日頃やりたくてもできなかったことをやってみてはいかがですか?

アジサイなどこの時期しか見られないもの、雨の合う風景などを見に行くのもおすすめですよ。

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