愛宕の縁日の意味や由来とは?毎月24日になっている理由について紹介

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愛宕の縁日の意味や由来とは?毎月24日になっている理由について紹介
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愛宕の縁日とは?

毎月24日は、愛宕(あたご)の縁日です。

この日は、「愛宕権現(あたごごんげん)」の縁日とされ、愛宕権現を祀る愛宕神社では供養や法要が行われます。

縁日は、神仏の降誕(こうたん)など、縁のある日を指す仏教語です。

そのため縁日に参拝をすると、神仏さまからのご利益が普段以上にあるとされています。

愛宕権現は、火災を防ぐ「火伏せ(ひぶせ)の神」として有名です。

毎月24日の愛宕の縁日には、防火や火伏せ、安全祈願のお参りをするとよさそうですね。

毎月24日が日付の理由

愛宕の縁日の日付は、なぜ毎月24日になったのでしょうか。

実は、24日が地愛宕の縁日の日付になった理由は、明確にわかっていません。

縁日は、神仏との縁のある特別な日。
愛宕権現さまと何かしら縁がある有縁の日として、参拝したいですね。

ちなみに毎月24日にある愛宕の縁日の中でも、その年最初の1月24日を「初愛宕」、その年最後の12月24日を「納めの愛宕」または「終いの愛宕」と呼びます。

愛宕神社について

愛宕神社は全国に約900社あり、総本宮は京都府京都市にある愛宕山の上に鎮座しています。

1300年以上の歴史をもつ総本宮の愛宕神社は、火伏・防火に霊験があることで知られ、「火迺要慎(ひのようじん)」と書かれた火伏札は京都府内の家庭の台所や飲食店の厨房などに多く貼られています。

また「愛宕の三つ参り」という言い伝えがあり、3歳までに参拝すると生涯にわたり、火事から身を守っていただけるそうですよ。

愛宕権現は祀られていない?!

実は現在、愛宕神社に愛宕権現は祀られていません。

神仏習合の時代には本殿に本地仏である勝軍地蔵(愛宕権現)、奥の院(現・若宮社)に愛宕山の天狗太郎坊が祀られ、江戸末期まで存在していました。しかし明治初年の神仏分離令で白雲寺は廃絶、愛宕神社となり現在に至っています。尚、本地仏であった勝軍地蔵(愛宕権現)は、神仏分離令の際、京都市西京区の金蔵寺に移され現在も大切にお祀りされています。

参考:総本宮 京都 愛宕神社 御由緒

神仏への習慣が変わり、愛宕権現を祀れなくなったのですね。

神仏分離後、愛宕社の多くは「伊邪那美命(いざなみのみこと)」や「軻遇突智(カグツチ)」などを祀る新道の愛宕神社になったそうです。

現在も火にまつわる神が祀られている愛宕神社は、防火・火伏せのご利益を授かりたいときに参拝したい神社といえます。

防火・火伏せのご利益がある

総本宮の愛宕神社では、4月24日に鎮火祭、愛宕の縁日の前日には月例祭が行われています。

また総本宮の愛宕神社では、千日詣(せんにちまいり)という法要が有名です。

7月31日夜から8月1日早朝にかけて参拝すると千日分の火伏・防火のご利益があるとされ、例年数万人の参拝者が訪れています。

毎月24日は愛宕の縁日です。
お参りをして、防火・火伏のご利益を授かりたいですね。

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この記事を書いた人

脇田知子

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