地蔵の縁日の意味や由来とは?毎月24日になった理由について紹介

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地蔵の縁日の意味や由来とは?毎月24日になった理由について紹介
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地蔵の縁日とは?

毎月24日は、地蔵の縁日です。

この日は「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」の縁日とされ、地蔵菩薩を祀る寺院では供養や法要が行われます。

縁日は、神仏の降誕(こうたん)など縁がある特別な日。
縁日にお参りをすることで、ご利益があるとされています(教養研究倶楽部, 2016)。

地蔵菩薩は、延命地蔵や身替地蔵、子どもの守護神としても広く知られる仏さまです。

毎月24日には、自走菩薩(お地蔵さま)に感謝をしつつお参りをしたいですね。

毎月24日が日付の理由

地蔵の縁日の日付は、なぜ毎月24日になったのでしょうか。

実は、24日が地蔵の縁日の日付になった理由は、明確にわかっていません。

所説ある中に、地蔵菩薩の命日が4月24日という解説がありました。
地蔵の縁日の日付が24日になったのは、命日からきているのかもしれません。

参考:常光寺 大般若会(八尾地蔵練供養)

盛大な法要が行われる地蔵の縁日

地蔵の縁日の中でも、1月と8月、12月の法要は盛大に行われます。

1月24日:初地蔵

その年最初の地蔵の縁日を初地蔵と呼びます。

初地蔵は毎年1月24日です。
一年間の福を願い盛大な法要が行われます。

8月24日:地蔵盆

お盆に近い旧暦7月24日の地蔵の縁日を地蔵盆と呼びます。

地蔵盆は地域によって日程は異なりますが、多くは8月23日24日に行われますよ。

地蔵盆は、地獄の鬼から子どもを救うお地蔵さまについて、子どもたちが供養することに由来します。

そのため地蔵盆には、地域の子どもたちによるお地蔵さまへお参りが、習わしになっていますよ。

12月24日:納めの地蔵

その年最後の地蔵の縁日を納めの地蔵と呼びます。

納めの地蔵は、毎年12月24日です。
お地蔵さまへの一年の感謝と来年の無病息災を願い、大勢の人が参拝に訪れます。

地蔵菩薩をまつる寺院

地蔵菩薩を祀る寺院は全国に多数あります。

中でも、東京の巣鴨にある高岩寺(こうがんじ)の「とげぬき地蔵」は、病気の治癒や改善にご利益があることで知られる延命地蔵菩薩です。

例年1月24日、5月24日9月24日の地蔵の縁日は、大例祭が盛大に行われます。

特に初地蔵の1月24日は、露店がズラリと並び非常に賑わうそうです。

参考:とげぬき地蔵尊 高岩寺

また大阪の八尾にある常光寺は通称「八尾地蔵」と呼ばれ、安産の霊験として大変有名です。

1738年の諸国地蔵尊番附によると、八尾地蔵が日本の三地蔵と言われていたことが分かっており、昔から多くの人がお参りをしていたことがうかがえます。

例年8月23日・24日の地蔵盆には、常光寺「流し節音頭」で賑やかな盆踊りが行われていますよ。

参考:常光寺「地蔵盆踊り」

全国にはさまざまなお地蔵さまが祀られています。
毎月24日の地蔵の縁日にお参りをして、ご利益を受けたいですね。

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この記事を書いた人

脇田知子

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