梅の花言葉
梅は、春の訪れを告げる花。
寿命の長い樹木なので、庭木としても人気です。
そんな梅の花言葉は以下の通り。
- 「高潔」
- 「忍耐」
- 「忠実」
- 「上品」
- 「思いのまま」
- 「不屈の精神」
英語だと、以下のような花言葉があります。
- 「beauty and longevity(美と長寿)」
- 「fidelity(忠実)」
- 「Keep your promise(約束を守る)」
凛と咲く、梅の花らしい花言葉が多いですね。
悪い意味や怖い印象を与える花言葉がないので、誕生花として贈りやすいです。
色別の花言葉
梅は、色によって花言葉が違います。
色別に梅の花言葉をまとめてみました。
- 白色:「気品」「澄んだ心」
- 赤色・ピンク色:「あでやかさ」
白い梅は白梅(はくばい)と呼ばれるもので、名前の通り白い花をつけます。
赤やピンク色の花を咲かせるものは、紅梅(こうばい)と呼ばれるもの。
清少納言が愛した花としても知られていますよ。
気品さを求めるなら白梅、華やかさを求めるなら紅梅。
そんな風に、色の印象で贈る花を選んでみるのもいいですね。
花言葉の由来

「忠実」という花言葉は、飛梅伝説にちなんだものです。
学問の神様として知られる菅原道真は、その才を疎まれ、無実の罪で太宰府に左遷されてしまいます。
この時に、自宅で育てていた梅が太宰府まで飛んで行ったという伝説が残されていました。
主を慕って太宰府まで飛んでいった梅の忠義が、忠実という花言葉につながったわけですね。
また、「高潔」という花言葉は、凛と咲き誇る梅の花の姿からついたとされています。
そんな梅の花が咲くのは、まだ寒さが残る冬の季節。
寒さにじっと耐えて、きれいな花を咲かせる梅はまさに「忍耐」と「不屈の精神」を持ち合わせているといえますね。
誕生花にあたる日
梅が誕生花にあたる日は以下の通り。
梅の花が咲きはじめる、1月や2月の誕生花になることが多いです。
梅の特徴
梅は、早春の花として親しまれています。
まだ寒さが残る季節に花を咲かせることから、春の訪れを告げる花とも呼ばれますね。
観賞用の梅は「花梅」、果実を収穫する用の梅は「実梅」として扱われますよ。
梅の実は、梅干しや梅酒などに加工することが多いです。
花は一重咲きが主流ですが、品種によっては八重咲きのものもあります。
梅の種類は500品種以上あるとされ、大きく3つのグループに分けることができますよ。
- 野梅系
- 紅梅系
- 豊後系
花を楽しむのは野梅系、赤やピンクの花をつけるのは紅梅系、梅の実を収穫するのは豊後系が多いですね。
今は花見というと桜のイメージがありますが、平安時代は梅の花が主流でした。
古くから、日本で愛されてきた花であることがわかります。
梅は「歳寒の三友」のひとつ
松・竹・梅は、「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」と呼ばれています。
冬の寒い季節に友とすべき3つのものという意味です。
松と竹は寒い中でも色褪せず、梅は寒中に花開くもの。
冬の寒さに耐えるところから、歳寒の三友と呼ばれていますよ。
日本では、3つ合わせて「松竹梅(しょうちくばい)」と呼ばれますね。
それぞれ以下のような意味が込められていますよ。
- 松:長寿・延命
- 竹:子孫繁栄
- 梅:出世・開運・繁栄
どれも縁起が良く、めでたいものの象徴として親しまれています。
梅の基本情報
梅の種類や開花時期など、基本情報についてまとめてみました。
誕生花のテーブル
科・属 | バラ科サクラ属 |
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和名 | 梅 |
英名 | Japanese apricot |
学名 | Prunus mume |
原産地 | 日本・中国 |
開花期 | 2月上旬〜3月中旬頃 |
見頃の季節 | 3月上旬〜3月中旬頃 |
2月上旬から3月にかけて開花するので、3月上旬〜3月中旬あたりが見頃です。