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こどもの日とは？
毎年5月5日は「こどもの日」です。
こどもの日は「国民の祝日」で、「国民の祝日に関する法律(通称：祝日法)」によって制定されています。
こどもの日のは「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として制定されました。
5月5日がこどもの日になった理由
こどもの日は、1948年(昭和23年)に公布・施行された祝日法で制定されました。
つまり、祝日法で制定された最初の祝日のひとつです。
翌1949年(昭和24年)5月5日が、最初のこどもの日でした。
では、なぜ5月5日がこどもの日になったのでしょうか？
こどもの日を制定するとき、こどもに関連する行事がある日にしようという声があったのです。
候補日の中に、古くから男の子の成長を願う日である「端午の節句」である5月5日がありました。
ほかの候補日として、女の子の成長を願う3月3日の「上巳の節句(桃の節句、ひな祭り)」も。
また中間の4月1日とする案もありました。
そして5月5日を希望する声が多かったことから、5月5日がこどもの日に決まったのです。
5月5日は気候が良く、近くに4月29日の天皇誕生日(現在の昭和の日)や5月3日の憲法記念日など祝日が多かったことが理由といわれています。
また平安時代では、端午の節句は男女関係なくこどもの成長を願う儀式だったこともあるかもしれません。
ちなみに4月1日は年度初めで大人は忙しく、そもそもこどもは春休みですね。
3月3日だと、まだ少し寒いです。
結果としてゴールデンウィークが生まれたので、こどもの日が5月5日になったのは良かったと思います。
こどもの日と端午の節句はどう違う？
こどもの日が5月5日になった経緯を紹介しましたが、そもそもこどもの日と端午の節句の違いがわかりにくいですよね？
そこで、こどもの日と端午の節句の違いについて紹介していきますね。
端午の節句は大人が男の子の成長を願う伝統行事
まずは、端午の節句について見ていきましょう。
端午の節句は、親(大人)が男の子のすこやかば成長を願う伝統行事です。
鯉のぼりや五月人形を飾ったり、柏餅・ちまきなどを食べたりしますね。
こどもの日といえば、鯉のぼり・五月人形・柏餅・ちまきなどを連想するかもしれません。
しかし正確には、鯉のぼり・五月人形・柏餅・ちまきなどはこどもの日の行事ではなく、端午の節句の行事。
こどもの日は端午の節句の日が選ばれましたが、あくまでこどもの日と端午の節句は別のものなのです。
端午の節句の詳細については、以下のページを参考にしてください。
こどもの日は「大人はこどもを大切にする」「こどもは母親に感謝する」
続いて、こどもの日はどんな日なのかを紹介しますね。
こどもの日には、以下のような目的があります。
- こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかる
- 母親に感謝をする
1は、大人(親)がこどもに対してのおこなうことですね。
対して2は、こどもから母親に向けてのものです。
こどもの日は、こどもが大人から祝ったりされるだけのものではなく、こどもも母親に対して感謝する日です。
また、端午の節句は男の子だけですが、こどもの日は男女両方のこどもが対象になっています。
こどものころ「男子は端午の節句が祝日で不公平だ。女子のひな祭りの日も祝日にして欲しい」というグチを聞いたことがありませんか？
しかし端午の節句がこどもの日に制定されましたが、こどもの日の対象は男女両方。
女子はひな祭りとこどもの日の二度楽しめるので、むしろ得なのではないでしょうか。
最後に、端午の節句とこどもの日の違いをまとめてみました。
| こどもの日 | 端午の節句 | |
|---|---|---|
| 種類 | 祝日法で定められている 国民の休日 | 昔からの伝統的な風習 |
| こども | 男女関係なくすべてのこども | 男の子のみ |
| 対象 | 大人(親)→こども こども→大人(母親) | 大人(親)→こども |
| その他 | 母親へ感謝する | – |
こどもの日はゴールデンウィークの後半にあたる
ゴールデンウィークは、4月下旬から5月上旬にかけての祝日や休日の多い期間のことです。
こどもの日は、ゴールデンウィークの後半にあたります。
5月3日は「憲法記念日」、5月4日は「みどりの日」として祝日ですね。
そのため、少なくとも5月3・4・5日は3連休確定です。
土・日曜と連続したり、祝日が日曜日に重なって月曜日が振替休日になったりすると、さらに連休が増えてうれしいですよね。
ゴールデンウィークについての詳細は、以下の記事を見てください。
