糖化の日とは?
毎月10日は、糖化の日です。
この日は、AGE測定推進協会が「糖化を知り病気の予防に役立て欲しい」という思いを込めて制定した記念日なります。
AGE測定推進協会は、医師やエイジングケアに関する企業などから構成される団体です。
糖化の日にちなんで、糖化度を測定するイベントなどを開催しています。
専門家による正しい知識で、病気予防ができそうですね。
毎月10日が記念日の理由
では糖化の日の日付は、なぜ毎月10日になったのでしょうか。
日付は、糖化(とうか「10日」)と読む語呂合わせからです。
納得の理由ではないでしょうか。
加えて、分かりやすいのがいいですね!
糖化とは?
そもそも糖化とは何でしょうか?
糖化とは、食事などから摂った余分な糖質がたんぱく質などと結びつき、細胞を劣化させる状態のことで、老化促進の原因とされています。
人間の体内で起きている糖化は、直接見られません。
しかし、別の糖化は、暮らしの中でも目にしています。
たとえば、ホットケーキを焼くとき、こんがりと褐色になっていくのは糖化のひとつなんです。
このような食品の糖化は、香りがよく美味しいものです。
しかし人間の場合は、繰り返されることで、肌のシワやくすみ、シミなどが現れてしまいます。
糖化は「体のコゲ」とも呼ばれている状態。
体のコゲは増やさないようにしたいですね…。
糖化によるAGEは注意
そして糖化によって作られる、AGE(Advanced Glycation End Products)は、深刻な疾病を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
AGEとは、終末糖化産物のことで、年齢とともに体内に蓄積されていきます。
そして皮膚の老化や認知症、血管障害などを引き起こすとされているのです。
このように糖化によるAGEは、放置すると身体にマイナスの影響を与えます。
糖化のメカニズムを知り、糖化を防ぐことが大事になるといえますね。
糖化を防ぐ方法
ではAGEを作る糖化は、どのように防ぐことができるのでしょうか。
糖化を防ぐ方法は、大きく分けて2つあります。
1つ目の方法は「糖化が起きやすい生活習慣を変えること」です。
AGE測定推進協会の公式サイトでは、糖化を減らす生活習慣について、以下のように紹介しています。
- よく噛み、会話などをたのしみながらゆっくり食事する
- 「野菜 → 肉・魚 → ごはんやパン」の順に食べる
- 腹八分目
- 甘いものが食べたいときには食後に
- 食後に軽く体を動かす
- 紫外線を浴びない
- ストレスをため込んではダメ
いずれも意識すればできそうなので、生活に取り入れたいですね。
そして2つ目の方法は「糖化を抑制する食事を選ぶこと」です。
糖化を防ぐには、急激に血糖値を上げない、低GI(グリセミック・インデックス)値の食品を選ぶようにしましょう。
たとえば、主食なら全粒粉のパスタや玄米のおかゆは、GI値が低い食品になります。
食生活を変えるには、時間がかかりますから、まずは毎月10日に、糖化を意識して病気予防につなげられるといいですね。