二十四節気の小雪はいつ?意味や食べ物・ならわしについて紹介

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「小雪(しょうせつ)」という言葉は聞いたことがありますか?

同じ漢字で「こゆき」というのは、「小雪(こゆき)がちらつく」とか芸能人などの人名で聞いたことがあるかも知れません。

しかし「しょうせつ」と呼んだ場合、意味が違ってくるのです。

小雪(しょうせつ)は、「二十四節気(にじゅうしせっき)」という日本に昔からある暦のひとつになります。

といってもイメージがわかないですよね。

そこでこの記事では、小雪がいつなのか、小雪の意味や小雪にまつわる食べ物・ならわしなどについて詳しく紹介していきますね。

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小雪はいつ? 年によっては日が変わることも

そもそも小雪というのは、いつなのでしょうか?
まずは小雪がいつなのかについて紹介していきますね。

小雪の日は、11月21〜23日のいずれかです。
だいたい11月22日のことが多いですが、年によっては11月21日23日になります。

なお2021年(令和3年)の小雪の日は、11月22日 月曜日です。

昔は、二十四節気の各節気は日にちではなく、期間を表していました。
現在では、期間の最初の1日のみを指すことがほとんどです。

期間としての小雪は、小雪の日から、次の節気である「大雪(たいせつ)」の前日までとなります。

2020年の小雪の期間は、11月22日 月曜日から12月6日 月曜日までです。

▼以下に今年と今後5年間の小雪を紹介します。

小雪小雪の期間
2021年(令和3年)11月22日11月22日〜12月6日
2022年(令和4年)11月22日11月22日〜12月6日
2023年(令和5年)11月22日11月22日〜12月6日
2024年(令和6年)11月22日11月22日〜12月6日
2025年(令和7年)11月22日11月22日〜12月6日
2026年(令和8年)11月22日11月22日〜12月6日

参考にしてみてくださいね。

小雪は季節を表す暦「二十四節気」のひとつ

小雪は「二十四節気」という暦のひとつです。

春分」「秋分」「夏至」「冬至」などという言葉も、二十四節気になります。

二十四節気とは、古い時代から日本で使われている季節を表すための暦です。

日本は、古い時代から稲作などの農業を中心とした生活をしてきましたよね。
そのため農作業の目安として、二十四節気はとても役に立ちました。

二十四節気は、春・夏・秋・冬の4つの季節に分かれます。
小雪は、「冬」の季節です。

そして、1つの季節には6つの節気があり、小雪は冬の2番目の節気です。

なお小雪は、ひとつ前の節気である「立冬(りっとう)」から15日後ごろになります。

ちなみに小雪は年によって日にちがズレます。
ズレが生じるのは、ほかの二十四節気でも同じ。

日にちがズレる理由については、二十四節気の記事を参考にしてください。

小雪の意味は「雪がちらつき始める時期」だが実際はそれより少し早い

ところで、なぜ「小雪」という名前になったのでしょうか?
ここからは、小雪の意味や由来について紹介していきますね。

小雪の意味は、文字どおり「少しの雪」です。
つまり「雪がちらつき始める時期」ということですね。

『日本大百科全書 (ニッポニカ)』では「寒さまだ深からず、雪また大ならざる」という意味と説明されていました。

小雪は二十四節気では冬とされていますが、実際は冬と呼ぶには少し早い気候です。

少し肌寒い日もあれば、ポカポカとした暖かい気候の日もあり、気候が安定しない時期になります。

小春日和(こはるびより)」と呼ばれる気候も、小雪の時期に見られることが多いです。

いっぽうで、気候によっては初雪が観測される地域があることも。
ですがそれは稀なパターン。

それなのに「小雪」と呼ぶのは疑問です。

実はこれは二十四節気が生まれた地域が関係しています。

二十四節気は昔の中国大陸・黄河下流域で生まれました。
そのため、二十四節気の名前は黄河下流域の気候にもとづいて名付けられているのです。

その後、奈良時代ごろに日本に伝来したといわれています。
しかし伝来後も、黄河下流域と同じ名前で使われました。

当然、黄河下流域と日本では気候が違いますよね。
そのため二十四節気の名前の由来となった気候と、実際の気候に少しズレが生じるのです。

小雪の時候の挨拶と使う時期・例文

手紙やビジネス文書での書き出しなどで使われる、時候の挨拶というものがあります。
「拝啓、○○の候〜」のことです。

時候の挨拶でも、小雪という言葉が使われます。

実際に小雪を使った時候の挨拶の例文を紹介しましょう。

▼小雪を使った時候の挨拶の例文と使う時期は、以下のとおり。

例文小雪の候(こう)〜
使う時期小雪の期間
(小雪の日〜大雪の前日まで)

電子メールの普及で手紙のやり取りは減りましたが、仕事などの電子メールのやり取りや、資料などで時候の挨拶を見かけたり、使ったりする機会はまだまだあります。

ぜひ、参考にしてください。

小雪のならわし・食べ物はない

日本では、さまざまなならわしや行事、行事特有の食べ物(行事食)がありますよね。
小雪では、どんなならわし・行事や食べ物があるのでしょうか?

気になるところですが、残念ながら小雪では特有のならわしや行事・食べ物などはありません。

小雪と直接関連のない行事を見てみても、数は少ないです。

小雪との関連はないものの小雪の時期におこなわれる行事では、11月23日におこなわれる「新嘗祭(にいなめさい)」が知られています。

同じく、11月23〜24日におこなわれる栃木県宇都宮市の「梵天祭(ぼんてんまつり)」も有名です。

また小雪特有の食べ物ではありませんが、小雪の時期が食べごろの食材としては、おもに以下のものがあります。

  • ハクサイ
  • 長ネギ
  • シュンギク
  • ブロッコリー
  • ミカン
  • リンゴ
  • カニ
  • ウナギ

小雪の時期は気候が不安定で、服装などが難しいです。
体調を崩さないように気をつけて過ごしましょう。

オマケ:ほかの二十四節気の記事

記念日のしおりでは、ほかにも二十四節気に関する記事を紹介しています。

参考にしてくださいね。

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この記事を書いた人

アサノ・ヨウスケ

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