啓蟄とはいつ?意味や由来・俳句の季語・食べ物・ならわし・読み方などについて紹介

スポンサーリンク

「啓蟄(けいちつ)」という言葉を聞いたことがありますか?

啓蟄は、「二十四節気 (にじゅうしせっき)」という古くから日本で使われてきた暦のひとつです。

啓蟄の読み方は「けいちつ」。
漢字も読み方も難しいですよね。

しかも、意味も想像できません。

そこでこのページでは、啓蟄の意味や由来、啓蟄に関するならわしなどについて紹介しますね。

スポンサーリンク

啓蟄はいつ? 年によっては日が変わることも

まず啓蟄とはいつなのかが気になりますよね。
そこで、啓蟄がいつかについて紹介していきます。

啓蟄の日は3月5日、または3月6日です。

2021年(令和3年)の啓蟄の日は、3月5日 金曜日になります。

また昔は、二十四節気の各節気は日にちではなく、期間を表していました。
期間としての啓蟄は、啓蟄の日から次の節気である「春分(しゅんぶん)」の前日までです。

現代ではほとんどの場合、啓蟄といったときは、啓蟄の期間の最初の1日のみを指します。

なお2021年の啓蟄の期間は、3月5日 金曜日から3月19日 金曜日までです。

▼以下に、2021年と以降5年間の啓蟄を紹介しますね。

啓蟄啓蟄の期間
2021年(令和3年)3月5日3月5日〜3月19日
2022年(令和4年)3月5日3月5日〜3月20日
2023年(令和5年)3月6日3月5日〜3月20日
2024年(令和6年)3月5日3月5日〜3月19日
2025年(令和7年)3月5日3月5日〜3月19日
2026年(令和8年)3月5日3月5日〜3月19日

ぜひ、参考にしてください。

啓蟄は季節を表す暦「二十四節気」のひとつ

啓蟄は「二十四節気」という、日本に昔からある暦のひとつです。

「春分」「秋分」「夏至」「冬至」などを聞いたことがありませんか?
これらも二十四節気になります。

二十四節気とは、季節を表すための暦です。

日本は、古くから稲作などの農業を中心とした生活をしてきました。
そのため、二十四節気は農作業の目安とされてきたのです。

日本で二十四節気が使われ出したのは、奈良時代だといわれています。
そして、現代までずっと使われてきました。

なお二十四節気は、春・夏・秋・冬の4つの季節に分かれます。
1つの季節には6つの季節があり、啓蟄は「春」の季節です。

啓蟄は、春の3番目の節気になります。

二十四節気はほとんどの場合、立春から数え始めます。
そのため、啓蟄は二十四節気の3番目の節気です。

啓蟄は、ひとつ前の節気で二十四節気の最初の「雨水(うすい)」から15日後ごろになります。

ちなみに啓蟄は年によって日にちがズレますが、ズレるのはほかの節気も同じです。

日にちがズレる理由については、二十四節気の記事を参考にしてください。

啓蟄の意味は「冬眠していた虫が出てくる時季」

啓蟄という名前ですが、意味や由来が気になりませんか。
啓蟄は難しい漢字で、意味がわかりにくいですよね。

そこでここからは、啓蟄の意味・由来について紹介していきます。

啓蟄の意味は「気候が暖かくなり、冬眠していた虫が外へ出てくる時季」です。
「啓」は「ひらく」、「蟄」は「冬眠している虫」を意味しています。

また、昔は「驚蟄」という漢字表記が使われていたこともあります。

しかし3月は一般的には春の季節とされますが、啓蟄は3月の上旬です。
まだまだ寒い時期のほうが多く、場合によっては雪も降るでしょう。

季節感と実際の気候がズレている理由は、二十四節気が生まれたのは日本ではないからなんです。

二十四節気は大昔の中国大陸、黄河下流域で生まれました。
その後、奈良時代に日本に伝来して定着したといわれています。

日本と黄河下流域では、季節が異なりますよね。

でも日本に二十四節気が伝来しても、そのまま使われました。
そのため、節気の命名由来と日本の気候にズレているのです。

昔の人にとって、あくまで二十四節気は農作業の目安だったのでしょう。
だから、名前の意味は関係なかったのかもしれません。

なお俳句の世界では、啓蟄は春の季語として使われます。

啓蟄の時候の挨拶と使う時期・例文

手紙やビジネス文書などで、時候の挨拶をよく使いますよね。
書き出しに使われる「拝啓、○○の候〜」という文のことです。

実は時候の挨拶でも、啓蟄が使われます。

そこで、啓蟄を使った時候の挨拶の例文を紹介しますね。

▼啓蟄を使った時候の挨拶の例文・使う時期は、以下のとおりです。

例文啓蟄の候(こう)〜
使う時期啓蟄の期間
(啓蟄の日〜春分の前日まで)

ぜひ参考にしてください。

啓蟄のならわし・食べ物

日本では、さまざまな行事やならわし、特有の食べ物(行事食)がありますよね。
啓蟄では、どんな行事やならわし・食べ物があるのか気になります。

そこで、啓蟄特有のならわし・食べ物などを紹介していきますね。

「虫出しの雷」が鳴る

ならわしではありませんが、啓蟄に関連する自然現象として「虫出しの雷(むしだしのかみなり)」があります。

虫出しの雷とは、年が明けて初めての雷(初雷)のことです。
「春雷(しゅんらい)」とも呼ばれます。

日本では古くから、初雷が啓蟄の時季に鳴ることが多いといわれているのです。

雷の音を聞いて、冬眠していた虫が出てくるという言い伝えもあります。

「菰外し」がおこなわれる

啓蟄になると、「菰外し(こもはずし)」というならわしがおこなわれます。

菰(こも)とは、冬の寒さや雪から樹木を守るため木の幹に巻き付ける、ワラで編まれたムシロのことです。

木の腹巻きとも呼ばれます。

有名な城や庭園などでは木を守るために菰が付けられていて、啓蟄になると各地の城や庭園で菰外しがおこなわれるのです。

各地で菰外しがおこなわれる風景は、春が近づいてきたことを実感させる風物詩になっています。

菰外しは、ニュースなどでも取り上げられることがありますね。

啓蟄ならではの食べ物はないが、山菜が採れ始める時季

なお啓蟄特有の食べ物で、有名なものはありませんでした。

しかし地域によっては、春の山菜が採れ始める時季になります。

春の山菜はたくさんの種類があります。

そのなかでも、啓蟄の期間に採れる山菜の代表格は「フキノトウ」と「タラの芽」です。

スーパーマーケットや八百屋の店頭に並ぶこともありますね。

フキノトウは天婦羅や和物(あえもの)、お浸しなどがおすすめ。
タラの芽は、天婦羅にするのがおすすめです。

なお地域や気候状況によっては、採れないこともあります。

オマケ:ほかの二十四節気の記事

記念日のしおりでは、ほかにも二十四節気に関する記事を紹介しています。

スポンサーリンク
アサノ

この記事を書いた人

アサノ

タイトルとURLをコピーしました