小暑の意味や由来とは?2020年はいつ?風習などについて詳しく紹介

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小暑の意味や由来とは?2020年はいつ?風習などについて詳しく紹介

「小暑(しょうしょ)」という言葉は聞いたことがありますか?

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。

「暑」という単語があるので、夏の暑い時期に関することかと想像できるかもしれません。

実は小暑は「二十四節気」という、日本に古くからある季節を表すもののひとつなのです。

そこでこの記事では、小暑はいつなのか、意味や由来、小暑にまつわる風習・食べ物などについて紹介していきますね。

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小暑はいつ? 年によって日が変わる

小暑とはいつなのかが気になりますよね?
まずは、小暑が何月何日なのかを紹介しますね。

実は、小暑は年によって日が変わります。
小暑の日はだいたい7月678日のいずれかです。

「小暑は(新暦の)七夕の前後」と覚えれば、わかりやすいかもしれません。

2021年(令和3年)は、7月7日 水曜日が小暑の日です。

小暑はもともと期間を表していましたが、現在では期間の最初の1日を指して小暑と呼ぶことがほとんど。

ちなみに小暑の期間は、小暑の日から大暑の前日までになります。

2021年の小暑の期間は、7月7〜21日までです。

▼以下に、今年と向こう5年間の小暑がいつなのかを紹介しますので、参考にしてくださいね。

小暑小暑の期間
2021年(令和3年)7月7日7月7〜21日
2022年(令和4年)7月7日7月7〜22日
2023年(令和5年)7月7日7月7〜22日
2024年(令和6年)7月6日7月6〜21日
2025年(令和7年)7月7日7月7〜21日
2026年(令和8年)7月7日7月7〜22日

小暑は季節を表す暦「二十四節気」のひとつ

小暑は「二十四節気」という暦のひとつです。
二十四節気はあまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。

二十四節気は、季節を表すための暦です。

日本では古来より二十四節気を使ってきました。

日本は稲作などの農業を古くからおこなっていたので、季節の目安はとても重要だったからです。

「立春」や「冬至」という言葉を聞いたことがありませんか?
実は、立春も冬至も小暑と同じ二十四節気なのです。

小暑は、二十四節気では「夏」の季節に区分されます。
6ある夏の節気のうち、小暑は5番目の節気です。

また「立春」から数えて11番目の節気にあたります。

小暑は、夏の中間とされる「夏至」から15日目ごろです。

さらに、小暑はビジネス文や手紙などで使われる時候の挨拶にも使われます。

小暑のころに出されたメールや手紙に「小暑の候〜」というように書かれているのを見たことがあるのではないでしょうか。

ほかにも、小暑は俳句の世界で夏の季語とされています。

小暑は梅雨から本格的な夏へ移りゆく時季

小暑は「小さく暑い」と書きますが、どんな意味があるのか気になりますよね。

ここからは、小暑の意味について紹介していきます。

小暑は、漢字の意味のとおり「暑くなり始める時期」という意味です。

小暑の日のころは、以下のような気候の特徴があるといわれています。

  • 梅雨明けが近くなる
  • セミが鳴き始める
  • 気温が高くなり始める

つまり、本格的な夏の訪れを感じるようになるということですね。

小暑は、梅雨の季節から夏らしい季節への移行時期ともいえるかもしれません。

なお年によっては梅雨入りが遅れ、小暑になっても梅雨にならないこともあります。

この場合、気象庁は「梅雨入りが特定できない」として、梅雨入りの発表をおこないません。

なぜ小暑は年によって日が変わるのか

ところで、なぜ小暑は年によって日にちが変わることがあるのか気になりませんか。

実は、二十四節気はすべての節気の日にちが変わるのです。

年によって日にちが変わる理由は、二十四節気の決めかたと、日にちの決めかたが違うからです。

二十四節気の決め方は太陽の角度を基準にしているので、毎年ズレません。

いっぽうカレンダーの日にちを決めるのは、地球が太陽を一周するのにかかる時間です。
1年は365日とされていますが、実際は365日と約6時間かかるので、毎年ズレが生じます。

そのため二十四節気を日にちで表すと、毎年ズレが生じるのです。

詳細は、二十四節気の記事を参考にしてくださいね。

小暑にまつわる風習や食べ物はない

ほかの二十四節気では、昔からの伝統的な風習や食べるものがあったりします。
たとえば、冬至にはカボチャを食べたり、ユズ湯に入ったりしますよね。

小暑のときには、何か風習や食べるものがあるのでしょうか?

実は、小暑には伝統的におこなう風習や、特別に食べるものはありません。

さきほど紹介したとおり、小暑は梅雨から本格的な夏へ移行する時期です。

言い換えれば、気候が安定しない時期でもあります。
実際に梅雨明けの前には、大雨になることも多いです。

気候が安定しないため、小暑の風習がないともいわれています。

なお、小暑にまつわる風習はありませんが、小暑のころにおこなう行事はあります。

たとえば、以下のようなもの。

また、京都の祇園祭をはじめ、お祭りやイベントも各地で開催されますね。

食べ物では、七夕に食べる「そうめん」、土用の丑の日に食べる「ウナギ料理」などがあります。

ただし、いずれも時期が小暑のころですが、小暑に由来しているわけではありません。

さいごに

小暑は、梅雨の時季から夏に移り変わり、本格的な暑さがじょじょにやってくるときです。

夏本番にそなえて、体調管理に気をつけましょう。

また、梅雨が明けるころは大雨が降りやすいです。
災害にも注意してくださいね。

オマケ:ほかの二十四節気の記事

記念日のしおりでは、ほかにも二十四節気に関する記事を紹介しています。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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アサノ

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